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多くの人を悩ませる“花粉症”。
いまや約2人に1人が発症したことがあるほどの国民病で、治療期間も長く完治が難しいアレルギー性鼻炎です。
かくいう私も長年花粉症の症状に悩まされていて、毎年花粉の時期になると憂鬱がとまりません。
とはいえ病院に行くのが億劫なので、市販薬で凌いでいる面倒くさがりです。(※病院へ行きましょう)
最近では、セルフメディケーション税制の対象商品(スイッチOTC)も増えてきましたよね。
病院へ行く時間が無くても、薬局ですぐに買えるからとても助かります。

でも、種類が多くて値段も様々だし……どれを買えばいいのかわからないわ……

それぞれの特徴をまとめてみたので参考にしてくださいね☆
いろんな市販薬を試してきたからこその経験を、どれを買えばいいのか分からない方へ向けてお届けします。
花粉症の薬は相性もあるので参考程度にみてくださいね。
抗ヒスタミン剤の第1世代と第2世代の違いについても解説します。
この記事は、薬の効果を保証するものではございません。
飲み合わせが悪いものもありますので、初めて使用される方や他の薬を服用中の方は、医師に相談してください。
また、妊娠中・授乳中の方や医師の治療を受けている方、未成年の方や高年齢の方は服用前に担当医に確認しましょう。
花粉症のメカニズムとは?
花粉症の主な症状
花粉症とは、特定の時期に花粉を大量に飛ばす植物によって引き起されるアレルギー症状です。
主な症状は、
・鼻水(水っぽい)
・鼻づまり
・くしゃみ
・目のかゆみ
・からだのだるさ
・鼻血
などなど。
他にも、微熱や頭痛、下痢などもあるため、花粉症初心者(?)は風邪と勘違いしやすいのも特徴的です。
花粉症の原因
体内に入ってきた花粉を外に出すために、体が反応して抗体を作ることで起こる花粉症には、その原因になる花粉が存在します。
とくに多いのがスギやヒノキといった針葉樹で、2月から5月にかけて多く飛ぶため、「春は花粉の季節」といわれることも。
その花粉(異物)が体内に入ってくると、免疫が反応して花粉に反応するIgE抗体(それぞれに特化した専用武器)がつくられます。
IgE抗体が作られると、次に入ってくる花粉と結びついて肥満細胞(肥満とは関係ない)に信号が送られて、ヒスタミンなど化学物質が放出。
それが目や鼻の“ヒスタミン受容体”と結びついて、涙や鼻水で花粉を出そうとしたり、鼻づまりで入ってこないようにするわけです。
鼻の内側が炎症を起こすので鼻血も出やすくなります。
脳に酸素が行きづらくなって血流が増えたり、ヒスタミンの血管を広げる効果で頭痛も起こります。
睡眠不足にもなりやすいですし、薬を服用している方は副作用で、体のだるさも感じる方も多いのです。
なる人とならない人の違い。
花粉症になりやすい人の特徴は、
①都会に住んでいる
②本人、あるいは家族がアレルギー体質
③ストレスや疲労が溜まっている
というもの。
まず①は、アスファルトに囲まれている都会では花粉が吸収されにくい為、量が減りにくく、常に花粉にさらされているからです。
②は、花粉症はアレルギーのため遺伝しやすいのが特徴。
親のどちらかが花粉症だと2割、両親ともだと5割の確率で遺伝されるそうです。
③は、免疫が過剰に反応しておこるので、免疫力が強い人が起こると勘違いされる方もおられますが、実は免疫のバランスが崩れたときに起こりやすいのがアレルギーの特徴です。
なので、日々の食生活や生活リズムを整えて、なるべくストレスを軽減できれば症状は軽くなるそうです。
抗ヒスタミン剤の効果。
花粉症の主な薬は、アレルギー症状を引き起こすヒスタミンの働きを抑えてくれる、いわゆる抗ヒスタミン剤です。
ヒスタミンの働きを抑えてくれる成分は何種類もあり、合う合わないといった個人差も大きいので、自身にあった薬を服用するのが効果的。
第一世代と第二世代の違い。
抗ヒスタミン剤には、大きく分けて第一世代と第二世代に分かれています。
その違いは、効きめや副作用の出やすさなどがあり、最近では副作用の少ない第二世代が主流です。
第二世代の抗ヒスタミン剤は、即効性はないですが持続性があり、症状が出始める1週間ほど前から服用するのが効果的です。
第2類医薬品と指定第2類医薬品
抗ヒスタミン剤の多くは第2類医薬品となっています。
なので、薬局やインターネットでの購入が可能です。
ここで注意したいのが、箱に表示されている数字。
第2類医薬品の2のところが、○や□で囲んであったら注意が必要です。
この2に○や□があるものは指定第2類医薬品と呼ばれているもので、小さなお子様や妊娠・授乳中の方、特定の薬を服用されている方は注意が必要なものです。
鼻炎薬など第一世代の抗ヒスタミン剤は、即効性がありますが、指定第二医薬品になっていることが多いので、使用上の注意をよく読んで、正しく服用してください。
有効成分が同じなら安くても同じ。
ドラッグストアに置いてある市販薬で、よくCMで見かける『アレグラFX』の横に『アレルビ』が置いてあります。
値段に結構な差がありますが、よく目にする『アレグラFX』の方を買われる方が多いのではないでしょうか。

やっぱり高くても有名なモノのほうが安全なのかな、と、、、

有名なモノは宣伝費がかかっているから高いものがほとんど。成分や量が同じなら効き目も同じです。
『アレグラFX』と『アレルビ』に含まれる有効成分は、どちらもフェキソフェナジン塩酸塩というもので同じです。
1錠あたりに含まれている量も『60mg』とやはり同じ。
服用方法も同じで、朝と夜の1日2回の服用となっています。
つまり、どちらを服用しても、同等の効果が見込めるということなのです。
薬は有効成分で選ぶ
有効成分が同じなら、『アレグラFX』を飲んでも効果が感じられない方は、『アレルビ』に変えてもやはり効果を見込めません。
なので、薬を選ぶ際は、有効成分や服用方法に着目してみるとよいです。
エピナスチン塩酸塩配合のアレジオン、ロラタジン配合のクラリチン、ビラスチン配合のビラノアなど、様々なものがあります。
それぞれ、飲み方や注意事項に違いがあるので、下記の「用途別おすすめ」を参考にしてみてください。
用途別おすすめ3選!
『眠くなりにくい』で選ぶ
第二世代のヒスタミン薬の中でも、眠くなりにくいと言われているのがアレグラの特徴。
病院で処方されるものとほとんど一緒です。
アレグラFXと同様に、有効成分が『フェキソフェナジン塩酸塩』のアレルビも眠くなりにくいです。
アレグラよりも安価なので、よく利用されています。
アレルギーに効く漢方薬には、眠くなる成分は含まれていません。
どうしても眠くなりたくない方は、漢方薬もおすすめです。
『服用方法』で選ぶ
1日2回だと飲み忘れてしまう方も多いようです。
1日1回でも効果のあるものを選ぶとよいでしょう。
『価格』で選ぶ
長く使うものだから、価格も大事ですよね。
いわゆる『宣伝費』がかかっていないものほどお得な価格になっています。
『即効性』で選ぶ
第2世代の抗ヒスタミン剤は、副作用が少ない代わりに即効性が無いため、『今すぐなんとかしたい!』といった状況では、あまり有効ではありません。
下記の第一世代抗ヒスタミン剤なら、副作用が強い反面、十分な効き目に即効性がプラスされるので、つらい時用に常備しておきたいですね。
用法・用量を正しく守って服用を。
病院に行かなくてもお薬が買えるのはとても便利です。
ネットで調べれば、口コミや評判もすぐにわかるので、手に取りやすいですよね。
ただ、気を付けないといけないのは、中には間違った情報もある、ということです。
正しい知識だけを拾い集めるのは、とても難しいでしょう。
当たり前のことですが、お薬のことは病院で効くのが確実で、しかも保険がきくので最も安価なのです。
少しでも不安がある場合は、迷わずかかりつけの病院で診てもらうことをおススメします。
(ライター:にっしー)
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